Concept
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コンセプト
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菓子は製造するものではなく
創造するもの

ヨックモックの創始者・藤縄則一は、戦後、原材料の確保にも苦労しながら、菓子づくりに取り組んでいました。自らつくったお菓子が、人々によろこびをもたらす。その姿に心を打たれたことが、藤縄の菓子づくりの原点になったといいます。食べる人のよろこぶ顔を思い浮かべ、心を込めてつくる。その姿勢は、今もヨックモックに受け継がれています。

シガールの誕生
バターの風味を十分に生かした、本当においしいクッキーをつくりたい。当時はコストや流通の面で難しいとされていた、バターをふんだんに使う菓子づくりに挑み、配合や食感の試行錯誤を重ねました。
そうして1969年に誕生したシガール。同じ年、ヨックモックは日本橋三越本店に1号店を開きました。思い描いたおいしさを追い求めることが、長く親しまれるお菓子につながったのです。

お菓子を楽しむ時間と空間へ
1978年、東京・南青山に、売店と喫茶室を備えた青山本店が誕生しました。創始者が思い描いていたのは、できたてのお菓子と、心のこもったサービスを届ける場所。欧州のカフェテラスから着想を得て、中庭を囲む喫茶室がつくられました。店内には美術品や工芸品を配し、お菓子とともに、ゆとりのある時間を楽しめる空間に。2009年のリニューアルでは、ピカソのセラミック作品を展示するミニギャラリーも設けられました。
アートに触れる場所づくり

ヨックモックの創造への思いは、美術作品との関わりにも受け継がれてきました。2代目経営者・藤縄利康が心をひかれたピカソの作品を、ヨックモックグループとして30年以上にわたり収集。2020年には、東京・南青山にヨックモックミュージアムが開館しました。中心となるのは、ピカソの自由な発想が表れたセラミック作品です。作品との出会いを通して、驚きや発見を楽しみ、一人ひとりの創造力を育む。お菓子とアートの双方から、日々の暮らしを豊かにする場所を目指しています。
オンラインでも
創造との出会いを

こうしたアートへの思いを、オンラインでも感じていただきたい。その思いから企画されたのが、デジタルアートギャラリーです。SNSには、ヨックモックのお菓子や缶を題材にした作品が、クリエイターの手によって発信されていました。その多くは、ヨックモックが制作を依頼したものではなく、それぞれの自由な発想から生まれた作品でした。つくり手に声をかけ、活動への思いを伝えながら作品を集め、2023年にギャラリーを公開。どこにいても、無料で作品を楽しめる場所が生まれました。
ギャラリーに集まる作品と
その広がり

公開以来、ギャラリーには新たな作品が加わってきました。シガールをかたどった立体作品、缶の細部まで表現した刺繍、お菓子を題材にした短歌。同じヨックモックを出発点にしていても、つくり手の感性や技法によって、まったく異なる表現が生まれています。作品の背景には、幼い頃に食べた記憶や、贈り物でもらったよろこび、お菓子や缶のかたちへの興味があります。お菓子が暮らしの中で育んできた思い出も、新しい創造につながっています。展示をきっかけに、これまで作品を知らなかった人から感想が届くなど、つくり手と見る人の間にも、新しい出会いが生まれています。

これから目指すこと
誰かがつくった作品に触れて、見慣れたものが少し違って見える。自分も何かをつくってみたくなる。ヨックモックデジタルアートギャラリーが、そんなきっかけを届ける場所でありたいと考えています。菓子づくりから始まった創造が、クリエイターの表現へ。そして、その作品に触れた次の誰かへ。お菓子を楽しむように、創造を楽しむことが暮らしに根づき、その連なりが、ヨックモックとともに育つ文化として未来へ続いていくことを願っています。
ロゴに込めた想い
ロゴを作るうえで大切にしたのは、ヨックモックらしい品のよさと、創造を楽しむ遊び心です。 積み木のように組み合わせられる形と、彩りのある配色で、自由に発想し、表現する楽しさを表しました。 ロゴの中央は、作品を映すキャンバスになっています。アーティストや作品によって表情が変わり、新しい表現を迎えるたびに、ロゴそのものも変化していきます。 一人ひとりの創造が加わり、さらに広がっていく。この活動のあり方を、ロゴにも込めています。
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